第7回やかん寄席、大盛況!!
2018年8月18(土)に第7回やかん寄席でした~。
150名を超えるお客様にご来場いただき、大盛況のうちに開催できました!
皆様ありがとうございました!最高の雰囲気の中、演者一同めいっぱいやれました。
毎回なにかしら初めての試みをチャレンジするやかん寄席ですが、そのひとつとしてお囃子の生演奏というのがありました。
正直に言うと、舞歌さんのご出演をオファーしたところ、ついでにといってはなんですが、舞歌さんの旦那さんであるところの千壱夜社中もサポートしてくださるとのことが決まり、実現しました。
もともと大山街道の膝栗毛などでもやられていて、いいなあとは思っていましたがご協力くださることとなり、本当に良かったです!!
「初天神」ぽんぽこ
まだ落語デビューしてから5か月、そして覚えた噺はこれが二つ目という新人ながら、舞台度胸と天性の面白オーラで会場を沸かせてくれました。
父と子供の悪ふざけがヒートアップしていく様子がたまらなくおもしろかった!
「反魂香」笑声
落ち着いた語り口からじわじわと浮かび上がる情景描写が見事な本格派、それに加えて今回は生のはめものによるおどろおどろしい効果絶大で噺にアクセントが加わってより立体的でした!
「だくだく」小夏
直球の江戸前古典を繰り出す一方で、現代風味のくすぐりもふんだんに盛り込んでくるこの自由と軽快さが素晴らしい!
テンポ良く小気味よくすいすいと淀みなく、落語のリズムがここちよく、わーっと笑っているうちにあっという間に時間が過ぎるという感覚!すごい!
「片棒」舞歌
トリではありませんが、今回の真打!舞歌さんの高座、今回の「片棒」は古典的名作である一方で、描写と演出の自由度の高さを最大限に生かし、過剰に脱線したそのおかしさがエンタメ要素強烈で、高座というより舞台鑑賞に近い、そういうスケールの大きさを感じました!
お客様も終始どわわっと沸いており、歌舞伎のみえまで飛び出すと拍手喝采!
噺そのものが舞歌テイスト満載の爆笑に次ぐ爆笑で、上方落語の神髄みたいな、そういう愉快で明るくて腹がよじれる…みたいな、そういう感じであり、はめものも加わると効果は倍増してました…。すごいものを見てしまった…!
「道具や」歌宴
若手女子筆頭の歌宴ちゃん。与太郎のとぼけたテイストが次第に暴走するとくすぐりにもエンジンがかかって、どんどん面白がウェーブなって押し寄せてくるような…。
すがすがしくも爽やかな疾走感は、歌宴ちゃんならではの魅力!かわいい!
「漫談」笑治
普段は落語の笑治さんも、やかん寄席ではかたくなに漫談…!寄席の主催さやがそういう方針だからです。でも、本人もまんざらではないので続けますよ~あはは。
今回のテーマは「テレビショッピングあるある」!
お客様にも身近なテーマなのでみなさん「あるある!」と共感しながら笑ってましたね。テレビ的なあの何とも言えないわざとらしさといい、巧みに誘導しようとする見え透いた演出…みんなわかっちゃいるけど「へぇ~」となってしまうところをバシバシと切り込んで、フリップ芸のお手本のように次々にやってました。
手間がかかるであろうフリップ製作…それをさらりとやってしまう!すごい!
「天狗砦の攻防」飴治郎
おこがましくも飴治郎がトリを務めます…。
前回の「いきなりヒロイン」に引き続いて今回も自作の新作をやりました。
郊外のショッピングセンターが天狗に襲われるも、村役場の観光振興課と経営コンサルが知恵と勇気で対抗する…というバカバカしい噺です。
地方都市の課題と現実を浮き彫りにしながら、困難に立ち向かい再生の道を探る人間のたくましさ。
それに加えて、人間本来の成功や名声や権力欲に対する生々しい生きざま。
そんなものを込めたつもりでしたが、たぶんおそらくあんまり伝わらなかったかな…あははは。いいんです、自分的には出せるものは出せたので満足しています。少しだけそのテイストを感じて面白いと言っていただけるだけで十分です。
次回もなにかしらチャレンジします!
今後もよろしくお願いいたします!
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