第5回やかん寄席、無事に終了!!
「第5回やかん寄席」が12月9日(土)に行われ約120名のお客様に足を運んでいただきまして、盛況のうちに無事終えることができました!
ご来場された皆様、ありがとうございました~!
今回は歌と踊りとお笑いのコラボレーションがテーマでしたので、客入れ中にも千代師匠による三味線の演奏でしっとり楽しんでいただきながらも、一方でクリスマスソングにも切り替えたり…。
今回新たに導入した開演前の諸注意も、ただ事務的なお知らせをするのではなくて、漫才コンビ大笑によるひとつのネタとして披露いただき、開口一番の飴治郎(「狸札」)もものすごくあったまった客席を前に落語をやれました。
笑声さん「替わり目」。
愛すべき酔っぱらいの口は悪いが奥さん想いという、ツンデレな魅力が満載でした!
千代里師匠の俗曲・新内。
吉原から飛び出してきたかと見まごうほどの色っぽさ全開で艶やかに男女の悲哀を唄ってくれました!
途中で大トリの春蝶さんも参戦し、彩り倍増!素敵!
仲入り後は小夏さんの「湯屋番」。
確かな芸に裏打ちされた小夏さんの所作に、番台という名のステージで妄想を暴走させて躍動する若旦那の姿が見えました!
大笑の漫才。
先輩後半コンビの息の合ったやり取りがよどみなく繰り出され、最近の時事ネタ満載で笑いっぱなしでした!
河童さん「夢金」。
ありありと情景が浮かび上がる匠の芸はもはや素人の域を越えています!
シリアスの中にぽっと挟まる笑いが絶妙な効果を生み、ずんずん聴き込んでしまいます。
そして、最後に訪れるどうしようもなくしょうもないオチ!!
春蝶さんの踊りと歌謡ショー。
幼少のころより培ったしなやかな動きと表現力がステージ一杯に広がって、客席をも巻き込んで大きなうねりを生むという…プロフェッショナルなステージングを存分に披露していただきました。
やかん寄席という市民演芸にプロの舞踊家である春蝶さんが加わってくれた心意気にただただ感謝するのみです。
お客様も明らかにものが違うということを肌で感じたと思います…!
美空ひばりメドレーを高らかに歌い上げ、ご自身の曲「恋慕酒(しのびざけ)」に酔い、人恋酒場で華やかなフィナーレ!!素晴らしかった!!
お楽しみ抽選会では、ネコバック、手拭い、春蝶さんカレンダー、そしてやかんクッキーをプレゼントしました。
外れた方々が本当に悔しそうな顔でこっちを見ているのがとっても印象的でした…。
今回は特にクッキーはクリスマスバージョン!
友人でパティシエの朋子さんが腕によりをかけて作ってくれました。
色とりどりで食べるのがもったいないくらい!
シナモン、ジンジャー、カルダモン、クローブといったスパイスの効いたテイストで一工夫されています。美味しかった!
というわけで、およそ3時間のステージは無事に幕を閉じました。
特に専属のスタッフがいるわけではないの全部演者の皆さんで分担して運営もして、そしてさらにご自分の舞台も務めていただき、毎回本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
とても飴治郎ひとりでは何もできません…。
飴治郎が確かに言いだしっぺでいろいろ企画準備しますが、始まってしまうと結局演者の皆さんの豊かな経験と大人な判断&対応に助けられます。
またそうしたことをさらっと当たり前のようにスマートに皆さんやってくれるので、「人に恵まれているなあ…このやかん寄席は…」としみじみと思います。
アマチュアが中心となってやってはいますが、お客様を楽しませようとする心意気はプロにも劣らぬ思いで挑んでいます。
無料で楽しむ市民演芸であることにこだわりとプライドを持って、今後もより一層工夫を凝らした会にしていければと思います!!
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